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~ご入居者とスタッフ、どちらの尊厳も守るケアへ~

今回も、虐待についてお話します。
虐待や不正請求といった問題が、なぜ起きてしまうのか。
もちろん、個人の倫理観の欠如という面もありますが、その背景には「人手不足」が深く関わっていることも否めません。

介護現場では、日々のケアが一人ひとりに密接に関わります。入浴、排泄、食事、服薬、体位交換…。それぞれの行為に時間と配慮が必要です。ですが、十分な人員が確保されていなければ、どうしても“流れ作業”のようになってしまい、「声をかける余裕がない」「丁寧にできない」という状況が生まれてしまいます。

私たちのホームでは、単に入居者数だけでなく、重度者の割合や医療的ケアの必要度を加味して、人員配置を考えるようにしています。
それは、ご入居者様に最善のケアを届けるためだけではありません。

スタッフの尊厳も、同じように大切にしたいのです。
職員が疲弊していては、やさしいケアは続きません。立ち止まり、相談し、力を分かち合える体制を整えることで、「ここにいてよかった」と思える職場づくりを目指しています。

パリアティブケアは、ご入居者様だけでなく、そこに関わるすべての人の“生きやすさ”を支えるケアでもあると、私たちは考えています。

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