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〜重度の医療的ケアが必要な方へのリハビリ⑧〜

今回は、PT(理学療法士)の視点から、「座る」というリハビリの意味についてお話しします。

「もう歩けないのに、座らせる意味あるの?」そう聞かれることがあります。
でも、寝たきりの方にとって“座る”ことは、リハビリの中でもっとも力強く、“その人らしさ”がにじむ瞬間なんです。

たとえば
🔹 呼吸が深くなり、声や表情が出やすくなる
🔹 背筋が伸び、目線が上がることで周囲と関われる
🔹 車いすで少し移動するだけで、空気や光の刺激を感じられる

中には、座ったとたんに顔色が明るくなり、
「この人、こんな表情するんだ」と驚かされる場面もあります。

座ることで得られるのは、身体的な効果だけではありません。
・自分の存在を感じる
・人とつながる
・「今、ここにいる」と実感する

そのすべてが、QOL(生活の質)を支える根っこになります。

もちろん、座るにはリスク管理も必要です。
呼吸状態、血圧変動、褥瘡への配慮。
だからこそ、PTの繊細な関与が重要なのです。

“座ること”が、その人にとっての「新しい日常」への扉になる。
私たちは、そんな関わりを大切にしています。

次回は、OTの視点から、“五感を活かすリハビリ”についてお届けします!

※本投稿は、一般的なリハビリテーション情報のご紹介です。
症状や対応は個人により異なりますので、必ず主治医やリハビリ専門職にご相談ください。

※このブログは、パリアティブケアホームのInstagramにて投稿したものを再編集して
ご紹介しています。

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