リハの介です。
今回は、OT(作業療法士)の視点から、“感覚へのリハビリ”についてご紹介します。
寝たきりの方のリハビリというと、関節や筋肉への働きかけばかりが思い浮かぶかもしれません。
でも実は、感覚——つまり「五感」にも、大きな可能性があります。
たとえば
🔹 午後の穏やかな光に照らされて、まぶたが少し動く
🔹 好きだった音楽が流れると、口元がゆるむ
🔹 季節の香りをかいだ瞬間、鼻がひくひくと反応する
こうした微細な感覚の変化は、“その人が今を感じている証拠”です。
OTは、その人の人生の中で刻まれてきた
「好きだった音」「懐かしいにおい」「安心する触感」
そういった記憶と結びついた感覚を、リハビリの糸口にします。
🔸 アロマオイルや香りのついたハンドケア
🔸 昔の歌や環境音(雨の音、風の音)を流す
🔸 柔らかい布、好きな服、ぬいぐるみを使った触覚刺激
感覚のリハビリは、「何かができる」よりも、「今、何かを感じられる」ことを大切にするアプローチ。
OTは、そんな“心が反応する場面”を増やす支援者です。
次回はいよいよ、「重度の医療的ケアが必要な方へのリハビリ」シリーズの最終回。
「反応がない」ではなく、「まだ気づけていないだけ」
その視点から、私たちのリハビリの原点をお届けします。
※本投稿は、一般的なリハビリテーション情報のご紹介です。
症状や対応は個人により異なりますので、必ず主治医やリハビリ専門職にご相談ください。
※このブログは、パリアティブケアホームのInstagramにて投稿したものを再編集して
ご紹介しています。
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