今回は、言葉や手が使えなくても「伝える」ことをあきらめないリハビリのお話です。
頚髄損傷の中でも、高位(C3〜C4など)の損傷では、
・手足が一切動かせない
・発声が困難になる
というケースもあります。
その中で、本人の意思をどう受け取り、“その人の声”をどう形にしていくかが、私たちSTの大きな役割です。
🔸 STの支援では
・呼気が少なくても声を出しやすくする発声介助
・視線やまばたきでYES/NOを伝える文字盤・カードの導入
・視線入力装置やスイッチデバイスなど、IT機器による意思伝達手段の確保
ほんのわずかな動きでも、そこに「伝えたい」がある。
だから私たちは、“反応があるかどうか”ではなく、“反応できる工夫をしているか”を問います。
🔹 OTは、伝達装置の設置環境やスイッチ位置の調整
🔹 PTは、安定した姿勢や視線の角度を整えることで、表現をしやすく支援
「ありがとう」も、「寒い」も、「生きたい」も、言えなくなったから終わりではなく、「別の方法で伝える力」を、一緒に育てていく。そうして、私たちのリハビリも成長していくのです。
次回は、頚髄損傷リハビリシリーズ最終回。
「介助ありき」ではなく、「選べる生活」をどう支えるか、お話しします。
※本投稿は、一般的なリハビリテーション情報のご紹介です。
症状や対応は個人により異なりますので、必ず主治医やリハビリ専門職にご相談ください。
※このブログは、パリアティブケアホームのInstagramにて投稿したものを再編集して
ご紹介しています。
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