今日から5回シリーズで「頚髄損傷のリハビリ」についてお届けします。
首から下が動かない
それは、言葉にすれば一言でも、実際には想像をはるかに超える喪失を抱える障がいです。
✔ 手が動かせない
✔ 呼吸が浅い
✔ 食事・排泄・移動すべてに介助が必要
✔ でも、意識ははっきりしている。思考もある。感じる心もある。
そのギャップが、ご本人の苦しさと孤独を深くしてしまうことがあります。
だからこそ、リハビリ職の私たちは、
“動かない体”を見るのではなく、“生きている心”に向き合う必要があるのです。
🔸 PTは、呼吸・姿勢・わずかな動きに着目し、
「苦しくない」「安全に過ごせる」身体づくりを支える。
🔸 OTは、「手が使えなくてもできること」を一緒に探し、
道具・工夫・動作を通じて“役割の再獲得”を支える。
🔸 STは、声・目線・表情など、
“伝えたい”気持ちをカタチにするための支援を行う。
頚髄損傷のリハビリは、ゼロから再構築する営みです。
「できなくなった」ことの数ではなく、「まだできる」ことをいくつ見つけられるか。
それが、リハビリの出発点だと考えます。
次回は、呼吸・排泄・姿勢など、“生きる”を支えるリハビリについてご紹介します。
※本投稿は、一般的なリハビリテーション情報のご紹介です。
症状や対応は個人により異なりますので、必ず主治医やリハビリ専門職にご相談ください。
※このブログは、パリアティブケアホームのInstagramにて投稿したものを再編集して
ご紹介しています。
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