今回は、頚髄損傷の方にとっての“生活の土台”に関わるリハビリについてお話しします。
頚髄損傷では、動作の喪失だけでなく、生命を支える機能——呼吸、排泄、姿勢保持にも大きな影響が出ます。
まず「呼吸」。
呼吸筋も麻痺するため、浅くて弱い呼吸になりやすく、肺炎や無気肺のリスクが高くなります。
🔸 PTの関わり
・呼吸介助や排痰支援
・体位ドレナージやポジショニングで呼吸を助ける
・短時間でも「起きて座る」ことで肺の換気を促す
次に「排泄」。
膀胱・直腸の自律的な動きが低下するため、排泄コントロールや皮膚のケアが極めて重要になります。
🔸 OTの関わり
・尿路感染・褥瘡の予防につながるケア動線の整備
・生活リズムに合わせた“介助されやすい動作”の調整
・羞恥心やプライバシーに配慮した心理的サポートも
そして「姿勢」。
寝たきりでは、褥瘡・拘縮・呼吸不全につながりやすいため、一人ひとりに合ったポジショニングが、まさに“命を守る技術”となります。
どれも「リハビリ」という言葉からは遠く感じるかもしれません。
でもこれらは、すべて“生きていくために必要なリハビリ”なのです。
次回は、「手が動かなくても“食べる”をあきらめない」支援についてご紹介します。
※本投稿は、一般的なリハビリテーション情報のご紹介です。
症状や対応は個人により異なりますので、必ず主治医やリハビリ専門職にご相談ください。
※このブログは、パリアティブケアホームのInstagramにて投稿したものを再編集して
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